レクター博士

夏を暑い罪で現行犯逮捕とか言っていたのに、
いざ肌寒くなるとちょっと、、聞いてないんですけど！という気持ちになり、
あんなに毎日うざったいと思っていた夏のことをもしかして好きだったんじゃないか、
せんせいなんだか胸のこのあたりが痛くてたまらないんですなんなんでしょうかはっきり言ってください、
落ち着いて聞いてくださいね、だいぶ、、症状が、、進んでいます、、病名は、、、恋です。
せ、せんせえ、、、！！！！

とか言って、２週間後くらいにはココアのみてえとか言ってる気がするし、
しかもセーターの袖を手の甲あたりまでのばしておっきめのマグカップを持ちながらふーっふーって腹立つ感じで飲んだりしたいなとか思ったりしてるんだろうし、
私ったら罪深いなあって思うわけです。

今日なんて革ジャンをばさりと羽織って出かけますから。
ってよくわからない堂々たる8.30革ジャン宣言なんですけど、
こないだ友達に今度パリに出張に行くんだけどもう寒いらしいよね、何持ってけばいいかな、って言われたから、
革ジャンがちょうどいいよ！って自信満々に言ったら、
「俺革ジャン持ってないよ」って言われて、
なんだかみんながみんな革ジャン持ってると思わないでくれ、っていう空気になって、
なんか、恥ずかしかったんですけど。

セミもちょっと焦ってますよね。最後のじじじ。
寒いなかじじじとか言うのちょっとなーってセミもたぶん思ってるって言うか、今もじじじじ言ってますけど、
もう寒くなっちゃってるからちょっと恥ずかしそう。
ツクツクホーシもまだ頑張ってるし鈴虫とかもリーンってフライングしてきちゃってトンボもやってる？って感じで様子見に来たりしてて、
ツクツクじじじじリーンぶ～ンホーシってなってますよね。
夏と秋がカオス、まさかの発音はケイオス、そんな感じの今日この頃ですよね。

今日はともだちの好きな焼き鳥屋さんに行くんだけれど、
そこは心臓とくびが美味しいんだよ、って言われて。
心臓食べたいって言うから、
心臓食べたいって思ったことないよ、レクター博士、ってLINE返したら、
美味しいんだよね心臓、ってもっかい来たから、
私も明日からレクター博士になってる可能性ありますね。
１串に３つ心臓が刺さってるらしい。
３つのいのちを数秒で食べてハイボール飲んでウエ～イ。
人間とは罪深いものですね。

とここまで書いて本日の文章の中身のなさにふるえたのですけれど。
心臓食べてきますちゃおみなさまボンウィークエンド。

ナイス命名

昨日ともだちに会うなり、

エミちゃん、思ったより機械じゃないじゃん

と言われて、
みなさん読んでくれてありがとうでもリアルの世界でブログのこと言われると恥ずかしいこの気持ちなんだろう照！ああこの肥大した自意識よ照！
てなりました。うれしいです照。
そして酔っぱらって７年ぶりぐらいにカラオケ行ってフランクシナトラのマイウェイを歌ったらもう枯。

こないだの週末は高円寺は阿波踊りで、でも私は土日とも高円寺にいなくて。
ちょっとびびっちゃったっていうのは、ありますよね。

私の家、阿波踊りのコース沿いにあって、
阿波踊り始まってからだと本当に外に出れないし、始まっちゃうと中に入れないし、
そうなると全力で阿波踊りと向き合うか、または逃げるか、
という選択肢にならざるを得なく、
ゼロか阿波踊り阿波踊りor DIE阿波踊りフォーオールオールフォー阿波踊りってことになって、
開始前にやっぱり怖くて家を出ちゃった。
ばかばか私の意気地なし！ポカポカ！

逃げる前にちょっと、見たのですけど、
やっぱり、ちょっと見ただけなのに、
自分でも戸惑うくらい盛り上がっちゃったっていうか。
あの、始まる前の、それぞれの連の、かけ声？
行くぞ、的なやつとか、もうたまらないですよね。
あの、年に一回、今日の日のためにおれたちは！っていうね。
ちょ、、、どうしてくれよう！って思いますよね。
今日の晴れの日のために私も頑張ってきたんじゃないかっていう気持ちにすぐなっちゃって、
今日まで頑張ってきた１年間の偽の思い出が走馬灯のようにかけめぐるっていうか。

あと太鼓とか笛とか、ちょっとドンとかちょっとピーとかやられただけで、
やだ、、、盛り上がる、、ってなりますよね。

小さい子たちが踊ってるのとかもう右の目尻と左の目尻が落ちてアメリカンクラッカーみたいになっちゃうんじゃないかって思うし、
ギャルっぽい子が一生懸命踊ってると、「あいつ、、あんなとこあったんだな」って
中２地味目男子まさかの今まで興味なかったというか怖かったギャル系女子への恋心を感じてまさかそんなわけねえだろ、って自分を若干諌める的な気持ちになるっていうか。

あとかっこいい人とか結構いるんですよね！

５ふんしか見てないくせにしゃべりすぎですよね。

私が今日言いたかったのはこんなことではなかったんですけど。

あの、どういえばいいかわからないんですけど、
友達のこどもの名前を聞くのがすごく好きなんだ、ということが言いたい。

まわりもだんだんこどもを産んだひとが増えてきて、
この間の土曜日も、ある友達と、その赤ちゃんに会ってきたのですけれど。

あの、ともだちって、本当に、そのともだちらしい名前を、自分の子につけると思いませんか。
漢字の意味とか、画数とか、なんか、色々あるのかもしれませんけれど、
よくもそんなにしっくりくる名前を！って思うし、
その、しっくりくる名前をつけるところがもう、すばらしく愛だし、
あなたしかそういう名前はつけられないということをあなたは気付いているのかと言いたい。

同じ名前の子はたくさんいるかもしれないが、あなたに名付けられたという点でその名前の唯一無二さたるや本当に、ってなっちゃって、
どうしよう、って思うんです。

ナイス命名！ナイス命名！って泣き叫びながら草原を駆けたいきもちになるのです。

こどもが生まれました、っていう報告も、もちろん、胸にくるものがあるんだけれど、
◯○と名付けました、っていう報告が、いつもたまらないんです。

名付けるって、すごく愛に満ちた行為だなあ、と。
一生のうちに何回も呼ばれるその名前を、その響きを、一生懸命考えて、授けて、
一番最初に、呼ぶ。

ともだちが、こどもの名前を呼ぶとき、
その名前のあまりのその子らしさに、
気が遠くなるほど愛しい気持ちになるのです。

二日酔いなので、寝るのです。

機械のからだなんていらないよ

前回までのあらすじ
幕張メッセで踊り続けた結果トゥシューズが血に染まり、
ぎぎい、ぎぎい、と日に日に機械のからだになっていく私。
クラフトワークが The Robotsやってたのももはや私が機械のからだになるプロローグ的なことだったんじゃなにそれこわい。
やだなーこわいなーやだなーこわいなーってまた私の中の淳ちゃん（稲川）が騒ぎ出し、
さらに機械のからだなんていらないよ！と私の中の鉄郎が叫んだのであった。

―ついに、走り出してしまった。

恋が―
ではない。
そういった比喩的なことではなく、リアルに走り出したのだ。
私が。

このままでは、本当に機械になってしまうと、思ったのだ。

フランスにいたときも最後の１年くらい、走っていた。
セーヌ川沿いを走ったりしていた（やだ、、、おしゃれ、、、）。

30前後でひとは走り出すのです。
多くないですか、30前後で突如、走り始める方々。

私も昔はまったく興味がなかったんだけれども、
30歳のある日ふと、走ってみようかな、と思ったのだ。
どうしてそう思ったのかはわからないんだけど、
「そういうことでしか解消できない何か」をなんだか当時抱えていたような気がするし、
走ると落ち着いたのです。
単純に、長く、たくさん走れるようになると嬉しい。
あと、肌のターンオーバー的なやつが促進される。（気がする）
あと、「やだ、、アタシ、、なんか、ポジ、、ティブ、、？」ってなる。
人生変えちゃう夏かもね、ステキだね、ってなる。

こう、さまよえる30代OLを巧みにいざなってくる感じがジョギングにはあるのです。

ヨガもそういう感じありますよね。
っていうかヨガのほうがそういう感じありますよね。

去年は仙台で母親と同じヨガスタジオに通っていたんですけれど、
インストラクターの方々が、
ダイエットに効きますよお～ガンバッテ！　みたいなテンションのときもあれば、
３０代OLをいざなうスピリチュアルな文言を織り交ぜてくるときもあって、
私はその、なんというか節操のない感じが、なかなかツボだったのです。
スピリチュアルのぶっこみ方の雑さ加減がいいな、って、思っていたのです。

スピリチュアルがぶっこまれるのは、
たいてい最後のシャバアーサナ（お休みのポーズ）のときで、
それまで、美しいヒップラインを～ッとか言ってた先生が、
大地を、、海を、、すべての、、生き物たちを、、
みたいなことを言い始めて（元気玉集めるときっぽいですね）、
今そこにある自分を、、見つめて、、、とか言い始めて、
なんかさっきまでとのギャップに戸惑うっていうか。
え、ヒップラインは？ってなるっていうか。

街の、ヨガスタジオですから、いろんな客層の方をね、取り込まないといけないですから、
その、本気のヨガのひとはまた、違うところに行くんでしょうけれど、
なんだかそういうのも面白くって通っていたんですけれど。

いちばんえってなったのは、
気持ちよくなることを、、、自分に、、、ゆるして、、、、
って言われたときで、もうなんか、
常に学年１位で黒髪おさげ無遅刻無欠席の真面目な学級委員長が性に奔放なクラスメイトに日々調教されてんのか！！！
と長文で突っ込まざるを得なかったっていうか、
いいのよ委員長ふふふ、気持ちよくなることを自分に許して、、、か！！！！そういう感じか！！
とか思ってたら次のポーズに出遅れたのです。
なぜ一回背徳感からめてきた！！！ってなったのです。

みたいな感じで、日々、邪念が多すぎるので、
私のような人間は、走ったほうが良いのです。

おやすみなさい。

しゃれクリスマスパーチー

さて、おとといは、クリスマスパーティにお呼ばれしてきました。

ことの始まりは、大学のお友達であるSちゃんに、
「知り合いの人がクリスマスパーチーやるからおいでよ」
と言われたことがはじまりだったのですが、
お互い卒論でテンパっていたこともあり、
あまり情報もないままその日を迎えたのでありました。

ワタシは前日に卒論を提出していたのでもう解放された気分だったのですが、
Sちゃんはこの日に出すつもりだったようでかなりテンパっていました。

Sちゃんからいきなり「なくした・・・」というメールがきたので、
すっかり卒論のデータをなくしたと思い込んだワタシは、
「大丈夫、絶対あるから！落ち着け！」というメールを返したのですが、
後から聞くところによると、
「製本のヒモをなくした」とのこと。

・・・・ヒモかよ！

と思わずさまぁ～ず三村になりましたが、
無事卒論を製本したSちゃんと代官山で合流し、
パーティ会場に到着しました。

むう・・・ザ・客層不明（ダイソー風）

お姉さま、おじさま、若者、美容師、オーストラリア人、台湾人・・・

Sちゃんの知り合いの方というのは、
代官山で服屋のオーナーをやっている方であり、
その方のつながりのお客様らしかったのです。
いろんな人がいました。

一番すごかったのが、
2006年飛行予定のNASAの宇宙飛行士・・
なんでそんな人が、こんなところに？

そんなこんなでなんだかおもしろかったです。

後から聞くところによると、
お姉さまがたの年はワタシとあまりかわらず、
しかしみなさまドレスアップしていらっしゃってとてもきれいでらしたので、
ほほほほおーと見とれていました。

洋服屋のオーナーさんということで、
そのドレスも、
エマニュエルウンガロ！だとか
ドルチェアンドガッバーナ！だとか
ジョルジオアルマーニ！だとか、
いくらすんねんみたいな、
そんな感じの素敵なドレスばかりでした。

しかし、ブランドの名前というのは、
なんか必殺技みたいですね。

「でたーーーーー！エマニュエルウンガロ！立ち上がれるか？立ち上がれるか？
いや、立ち上がれないーーーー！試合終ーーー了ーーーー！」

みたいな。
とくに「ウンガロ」の部分が痛そう。

「マークジェイコブス」なんかも、すごい技っぽいですよね。

「さあ挑戦者、腕を持った！そして・・・・曲げたー！
さあチャンピオンの腕が、人間の関節としてありえない方向に曲がってしまったーー！
解説者のササキさん、これはあれですね、82年開発の、あの、
『マークジェイコブス』ですね？」


「ジバンシー」。
これは、軽い打撃系って感じ。
「まず、チャンピオン、軽くジバンシーですね、
ジバンシーで相手のふところに入る、いいですよいいですよ、
・・・そして入ったー！ジャンポールゴルティエ！」

・・・みたいな。
きりがないですね。

さて、話を元に戻すと、
そんな感じでパーティは始まり、
おいしいワインとおいしいおつまみを食しつつ、
なかなか楽しい夜でございました。