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意識散漫系ブログです。

こういうことのために生きている

先週末の朝霧JAMのことを思うと
とてもとても幸せで泣けてくるほどで、
終わってしまってさみしくて
ぼーっとしてしまう。

朝霧に行くのは6年ぶりなのもあり、
2週間くらい前から鼻息荒いかんじでいろいろと買い込み、
家の中でリュックとか寝袋とかを艶っぽい感じで眺めてうっとりする、
という日々を過ごしていたのですが、
台風19号が完全にヒャッハーなかんじで近づいてきており、
18号とほぼ同じ進路などと言うものだから、
君には主体性だとか独自性だとかいうものはないのかと小一時間19号に問うたところ、

おれ じゅうはちごう すき
だからおれ じゅうはちごうと 
おなじみち いく

とか言って来たので、話にならんわ!
と19号に言い捨て、説得はあきらめたのだった。

木曜日あたりから、仕事そっちのけで台風情報と朝霧高原の天気予報のサイトの更新ボタンを押しまくる高橋名人と化していたのですが、
土曜日セーフ、日曜日アウト、月曜日しぬ
という感じだったので、
もう日曜日の夜にキャンプするのは諦めて、あとは奇跡が起きて日曜日も雨が降らない、ということを
祈るしかなかった。

そうしたら金曜日に19号の速度がちょっと遅くなったとの情報が入り、
19号にどういうつもりかと問うたところ、
 
おまえ おれ こわがらない
おれ おまえ ともだち
だからおれ ゆっくりいく
 
と言われ、
じゅ、じゅうきゅうごう、、、!!!
となったところで土曜の朝を迎えたのだった。
 
 
真っ暗な中家を出発することも、
友達と待ち合わせをすることも、
サービスエリアで朝ごはんを買うのも、
すべてがすべて大事なことのように思えて。
 
まあ、感傷にひたる速度が近年異常に早いっていう自覚はあるんだけれど、
会場に着いた瞬間ともだちに、「来年も絶対行こうね!」って涙目で言ったりしていた。
こわいですね。
 
富士山が見えたあたりから、スカウターがバカになっちゃったというか、
ちょっと目を離すとすぐに幸せを感じちゃう特異体質っていうか、
あ、あいつまた幸せ感じてる!って、なっちゃってましたよね。
 
 
昔は、単純に気持ちのいいロケーションの中で音楽とお酒が、っていう、
そういう幸せだったけれど、
年をとると、それがそこに毎年あることのありがたさ、
変わらないでいてくれることの素晴らしさに感謝をする。
6年前に一緒に行ったひとと、また一緒に行けたり、新しく一緒に行けるひとがいたり、家族ができていたり。
はたまた行けなかったり、外国にいたり。
なんだかいろいろあるのだけれど、朝霧はいつもそこにいたし、きっとこれからも、いるのです。
その予感こそが、朝霧のもっとも素晴らしいところだと、思うのです。
 
 
大好きなひとのことはもちろんだけれど、
大好きな場所を思いながら生きることは、とても幸せだ。