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意識散漫系ブログです。

機械のからだなんていらないよ

前回までのあらすじ
幕張メッセで踊り続けた結果トゥシューズが血に染まり、
ぎぎい、ぎぎい、と日に日に機械のからだになっていく私。
クラフトワークが The Robotsやってたのももはや私が機械のからだになるプロローグ的なことだったんじゃなにそれこわい。
やだなーこわいなーやだなーこわいなーってまた私の中の淳ちゃん(稲川)が騒ぎ出し、
さらに機械のからだなんていらないよ!と私の中の鉄郎が叫んだのであった。


―ついに、走り出してしまった。

恋が―
ではない。
そういった比喩的なことではなく、リアルに走り出したのだ。
私が。

このままでは、本当に機械になってしまうと、思ったのだ。

フランスにいたときも最後の1年くらい、走っていた。
セーヌ川沿いを走ったりしていた(やだ、、、おしゃれ、、、)。

30前後でひとは走り出すのです。
多くないですか、30前後で突如、走り始める方々。

私も昔はまったく興味がなかったんだけれども、
30歳のある日ふと、走ってみようかな、と思ったのだ。
どうしてそう思ったのかはわからないんだけど、
「そういうことでしか解消できない何か」をなんだか当時抱えていたような気がするし、
走ると落ち着いたのです。
単純に、長く、たくさん走れるようになると嬉しい。
あと、肌のターンオーバー的なやつが促進される。(気がする)
あと、「やだ、、アタシ、、なんか、ポジ、、ティブ、、?」ってなる。
人生変えちゃう夏かもね、ステキだね、ってなる。

こう、さまよえる30代OLを巧みにいざなってくる感じがジョギングにはあるのです。

ヨガもそういう感じありますよね。
っていうかヨガのほうがそういう感じありますよね。

去年は仙台で母親と同じヨガスタジオに通っていたんですけれど、
インストラクターの方々が、
ダイエットに効きますよお~ガンバッテ! みたいなテンションのときもあれば、
30代OLをいざなうスピリチュアルな文言を織り交ぜてくるときもあって、
私はその、なんというか節操のない感じが、なかなかツボだったのです。
スピリチュアルのぶっこみ方の雑さ加減がいいな、って、思っていたのです。


スピリチュアルがぶっこまれるのは、
たいてい最後のシャバアーサナ(お休みのポーズ)のときで、
それまで、美しいヒップラインを~ッとか言ってた先生が、
大地を、、海を、、すべての、、生き物たちを、、
みたいなことを言い始めて(元気玉集めるときっぽいですね)、
今そこにある自分を、、見つめて、、、とか言い始めて、
なんかさっきまでとのギャップに戸惑うっていうか。
え、ヒップラインは?ってなるっていうか。

街の、ヨガスタジオですから、いろんな客層の方をね、取り込まないといけないですから、
その、本気のヨガのひとはまた、違うところに行くんでしょうけれど、
なんだかそういうのも面白くって通っていたんですけれど。

いちばんえってなったのは、
気持ちよくなることを、、、自分に、、、ゆるして、、、、
って言われたときで、もうなんか、
常に学年1位で黒髪おさげ無遅刻無欠席の真面目な学級委員長が性に奔放なクラスメイトに日々調教されてんのか!!!
と長文で突っ込まざるを得なかったっていうか、
いいのよ委員長ふふふ、気持ちよくなることを自分に許して、、、か!!!!そういう感じか!!
とか思ってたら次のポーズに出遅れたのです。
なぜ一回背徳感からめてきた!!!ってなったのです。

みたいな感じで、日々、邪念が多すぎるので、
私のような人間は、走ったほうが良いのです。

おやすみなさい。